今回は同志社大学体育会サッカー部で指揮をとられている望月 慎之監督に、大学サッカーについてお聞きしました。
プロフィール
お名前
望月慎之
【選手歴】
清水商業高校サッカー部(現:清水桜ヶ丘高校)
同志社大学サッカー部
京都パープルサンガ
【指導歴】
同志社大学体育会サッカー部コーチ
同志社大学体育会サッカー部監督(2007〜)
指導者として
ーー指導に関して心がけていることがあれば教えてください。
大学では自立した学生をどれだけ育成できるかが求められているので「一人ひとりが自発的に行動できるように」というところを目指して指導をしています。サッカーは試合開始のホイッスルがなった瞬間から、ピッチに立っている選手が状況を考えてプレーを選択して得点や勝利を目指していきます。そういったことを考えた時に、言われたことをやるのではなく、そこで起こっている現象をしっかり分析してその中から自分の持っている能力技術を発揮して成功させていく。それを繰り返すのがサッカー。これはサッカーを離れて社会に出ても求められることだと思うのでそういったところを繋げていければと思っています。
関西学生サッカーリーグ1部
“同志社大学体育会サッカー部”について
ーー同志社大学体育会サッカー部の魅力について教えてください。
同志社大学としても部活動に対しては「自主自立」の精神がとても強いです。それもあり学生主体での運営がかなり定着しています。これは高校時代にはない魅力だと感じています。運営ではいろんな委員会を立ち上げて一人一役を心がけて選手全員が関わる環境づくりを目指しています。オフシーズンにはボランティア活動も行っています。京田辺市と協力してKDSCのスポーツ教室に参画し、サッカー教室でサッカー指導をしています。
ーー関西学生サッカーリーグ1部での今シーズンの戦いを振り返ってお願いします。
開幕後5節くらいは自分達の能力を発揮できた試合内容でした。アグレッシブに仕掛けながら守備でも積極的に前に進んでいくチームのスタイル、コンセプトを表現できていたゲームが多かった印象です。ただ試合を重ねるにつれ自分達のサッカーを分析され、良さを出しきれなかった時期がありそこから迷走してしまいました。このように振り返ってみると1年間を通して戦いきるための準備はまだまだできていなかったと感じています。
ーー2023シーズンの展望をお願いいたします。
昨年度天皇杯に出場できたという点では1つ目標を達成できた年ではありました。ですが、大学レベルの大会で自分たちのパフォーマンスが上回れるかと考えた時にまだまだ力不足な部分もあるので改善しながら夏の総理大臣杯、冬のインカレへの出場を目指しています。
最後に、高校生アスリートに向けて
ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
高校と大学の違いは自分で決めて自分で動くことです。時間割一つとっても高校では与えられた授業に出る。あらかじめ決められたカリキュラムの中でやっています。大学になると自分達で単位登録をして1日、1週間のスケジュールを組みます。そういった違いを考えた時に情報1つとっても自分でアンテナを張り、1つでも自分にプラスになる情報を取れるかどうかで変わってくると思いますので「自分」というものを持つことはすごい大事なのかなと思います。
ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!
同志社大学体育会サッカー部SNS
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