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大学サッカー部出身の日本代表選手(東京オリンピック)一覧
2020年東京オリンピックが開幕しました。
予想を遥かに上回る連日のメダルラッシュで多くの人に感動や勇気を与えているのではないでしょうか。
ただ勝負の世界はなかなか簡単なものではありませんが、選手の活躍はいつも私達に勇気をくれますね。
そんな中でも注目を集めている競技の1つにサッカーがあります。
東京オリンピック日本代表は予選で唯一の3連勝(他のグループでも3連勝はない)で予選1位通過を果たしましたね!
今後の試合も目が離せません。
このページでは大学サッカー出身の選手が今回の東京オリンピックに何人選出され活躍しているのかを見ていきましょう。
オリンピックのサッカーのルール
オリンピックにおけるサッカーはワールドカップ等の国際大会にはないルールも存在します。大きく分けると『年齢制限』と『人数制限』です。まずはそのルールを紹介します。
・年齢制限
オリンピックでは年齢制限があります。そのため通常の日本代表であるA代表とは異なります。
オリンピックではU-23といって23歳以下の選手しか出ることができません。
※2020年東京五輪は延期したのを考慮してか特別に24歳以下です。
なぜ23歳以下なのかと言うと・・・
W杯と差別化を図り、オリンピック競技としてより魅力的なものにするためです。
また、若い選手にとって世界の舞台で戦う機会を増やすためでもあります。
そして大学卒業時は22歳です。
なので大学サッカー部出身でオリンピックに出場するのは至難の業です。
出場できる機会が2年間しかないのです。圧倒的に大学卒業者が少なくなりそうですね。
では、今回の東京オリンピックでは何名の選手が大学サッカー部出身なのでしょうか?
記事の後半で紹介していきます。
・人数制限
ワールドカップでは最大23枠まで登録が可能です。
しかしオリンピックではそれよりも5枠少ない18枠となっています。
※2020年東京五輪では22枠までと選手の登録枠が拡大されました。
大学サッカー部出身の東京オリンピック日本代表
今回の日本代表選手22名の内なんと、5名の選手が大学の体育会サッカー部出身です。
年齢的に活動できる期間が短いにも関わらず5名の22%が大学サッカー出身です。
前回のリオ大会では3名だったので、増えているのがわかります。
それは延期したのもあり選手が増えたという可能性も否めないかもしれませんが、実際に大学サッカー出身の選手が増えているのは事実としてあります。
東京オリンピックに登録されている大学サッカー部出身の選手情報です。
DF
旗手怜央(はたてれお) 選手
関東大学サッカーリーグ所属の順天堂大学サッカー部を経て川崎フロンターレへ
MF
相馬勇紀(そうまゆうき)選手
関東大学サッカーリーグ所属の早稲田大学サッカー部を経て名古屋グランパスへ
三笘 薫(みとまかおる)選手
関東大学サッカーリーグ所属の筑波大学サッカー部を経て川崎フロンターレへ
FW
上田綺世(うえだあやせ)選手
関東大学サッカーリーグ所属の法政大学サッカー部を経て鹿島アントラーズへ
林大地(はやしだいち)選手
関西学生サッカーリーグ所属の大阪体育大学サッカー部を経てサガン鳥栖へ
大学サッカー部で培った経験を活かし、今後も世界の舞台での活躍を期待しています。
その他の
オリンピック代表メンバーはこちら
Jリーグ(J1、J2)で活躍している大学サッカー部出身選手
J1リーグ
J1の現役サッカー選手は約670名です。
そのうち大学サッカー部出身の選手は約220名です。
そのため約33%の現役選手が大学サッカー部出身の選手であることになります。
5年前は約30%なので人数が増えていることがわかります。
高校を出てすぐにプロ!というのが当たり前の時代から徐々に変わってきているのかもしれません。
中でも特に大学サッカー部出身の割合が高いチームも存在します。
1、大分トリニータ 約70%
2、川崎フロンターレ 約50%
反対に横浜Fマリノスやヴィッセル神戸では約20%と低くなっています。
もし将来プロとして選手をしたいと思っていて、横浜Fマリノスやヴィッセル神戸でやりたいのであれば大学を経由せずにすぐにプロとしてやったほうがいいかもしれません。反対に大分トリニータや川崎フロンターレを目指すのであれば、大学サッカーを経由するのもいいかもしれません。
ただ一つの流れとして大学サッカー部出身のJリーガー(J1)が増えている事実があります。
J2リーグ
J2リーグでは現役選手約700名に対して、大学サッカー部出身の選手は約300名でした。
そのため約42%の選手が大学サッカー部出身の選手であるということになります。
J1が33%なのでそれよりも9%高くなっていますね。
特に大学サッカー部出身の多いチームを紹介します。
1、ブラウブリッツ秋田 約80%
2、レノファ山口 約60%
反対に町田ゼルビアやVファーレン長崎では約25%となっています。
J1よりもJ2の方が大学サッカー部出身選手が多いのは興味深いですね。
今後、このあたりの数字の理由は解明していきたいと思います。
大学サッカー部出身の東京オリンピック日本代表まとめ
大学サッカー出身のJリーガーはJ1で33%、J2で42%です。
今回の東京オリンピックに関しては22%と低くなっています。
その理由の一つは年齢制限(23歳以下)です。数字としてはリオオリンピックのときよりも増えているのも事実です。しかし東京オリンピックが特例で24歳以下なので、それが理由の可能性があります。
もしオリンピックに出場したいのであれば、大卒よりも高卒の方が有利かもしれません。
逆にワールドカップなどのA代表になるのであれば、大卒でも活躍している選手が多いのが現状です。(25名中10名が大学サッカー部出身)
傾向からすると今後も大学サッカー部卒業の選手は増えていくかと思います。
オリンピックに関しては事情が違いますが、A代表は増えています。
大学サッカー部出身だから絶対活躍できるとか、大学に行かずにプロになったから活躍できる!ではなくその人の取り組み次第な部分は大きいと思います。
ぜひ今後も情報収集をしながら素晴らしいサッカー人生を歩んでください。