筋肉の柔軟性はサッカーをする上でとても重要な要素です。柔軟性が低いとパフォーマンスが低下してしまったり、ケガの発症リスクを高めてしまいます。例えば、ももの裏の筋肉(ハムストリングス)やももの内側の筋肉が硬いと肉離れが起こりやすいです。
パフォーマンス向上、怪我の予防のために柔軟性を高める方法としてストレッチがあります。
ストレッチとは
ストレッチとは、筋肉を伸ばして柔軟性を高める運動のことです。
ストレッチには2つの方法があります。
一人で実施する「セルフストレッチ」と誰かに伸ばしてもらう「パートナーストレッチ」です。
「セルフストレッチ」は、以下の画像のように自分自身で行うストレッチ方法です。よく馴染みのあるストレッチです!
いつでもどこでも行えるというメリットはありますが、完全な脱力状態で行うのが難しいことや、力加減や方法によってはリスクが生じるというデメリットもあげられます。
もう一つの「パートナーストレッチ」は「パッシブストレッチ」とも言い、2人で行うストレッチです。
ストレッチされる方はストレッチする方に身体を預け、受動的にストレッチを行う方法です。
完全脱力状態でストレッチを受けられること、ひとりでは出来ない筋肉も伸ばすことが出来るため、より効果の高いストレッチです。
どちらのストレッチもメリット、デメリットがあるので選手と相談しながら使い分けができると良いですね!
ストレッチによる効果
ストレッチには主に4つの効果があります。
①筋肉の柔軟性向上
②ケガの発生予防
③疲労の回復促進
④リラクゼーション
4つの効果をそれぞれ解説していきます。
①筋肉の柔軟性向上
筋肉を伸ばし、柔軟性を高めることが出来ます。その結果、動きを広げることに繋がります。
②ケガの発生予防
筋肉の柔軟性や関節の動きの低下が原因で、ケガが起こる場合もあります。ストレッチを実施することで、それらの予防に繋がります。
③疲労の回復促進
長時間同じ姿勢を取り続けていたり、運動により筋肉を使いすぎると、筋肉に乳酸が溜まり筋肉の疲労に繋がってしまいます。ストレッチをすることで血行が良くなり、疲労回復効果が見込めます。
④リラクゼーション
気持ちよく筋を伸ばすことでリラックスした状態となります。その結果、筋の緊張が緩和されます。
これら以外にも対象者によってはプラスαの効果も期待出来ますが、基本的な効果としてはこれら4つです。
きちんと効果を理解した上でストレッチを行なっていきましょう。