プロサッカー選手として藤枝MYFCで活躍している中井 崇仁 選手に、2年目のシーズンを迎えるにあたっての意気込みやこれまでのサッカーを振り返っていただきました。
プロフィール
・お名前
中井崇仁
・出身高校
尚志高校
・出身大学
法政大学
・出身学部、学科
スポーツ健康学部 スポーツ健康学部
・現在の所属チーム
藤枝MYFC(J3)(取材時)
2022年シーズンを振り返って
ーープロサッカー選手としてむかえた1年目の2022年シーズンを振り返って感想をお願いします。
結果が全ての世界で、メンタル的にも難しいシーズンでした。自身の大学4年時のベストパフォーマンスを知っているからこそ結果が出ないギャップに苦しんでいました。ピッチ外で得た信頼をピッチ内で表現できればさらに信頼される選手になったと思うんですけど、そこがうまく行かなかった悔しさも残りました。
ーー難しいシーズンの中でどのように戦っていましたか?
自分のパフォーマンスがどんなに悪くても「チームのために」というのは、自分に備わっているものなので、ムードメーカーやチームを盛り上げる役割は真っ当するようにしていました。昇格するためにほんの数%でも貢献できるようにと思いながら過ごし、その中でyoutubeを始めたり、ラジオに出演したり、新しい試みに挑戦してきました。
2023年シーズンに向けて
ーープロ2年目の2023年シーズンの目標を教えてください。
J2に昇格し戦力も補強された中で夏までが勝負かなと感じています。夏までに結果を残せなかったらそこで終わってしまう。夏までにチームの中でトップスコアラーになります。1年を通してというよりは夏までに結果を手繰り寄せる、そのためのオフシーズンやキャンプ、開幕戦があると思うので、近場では開幕戦でのゴールは必須ですね。
ーー目標を達成するために自分に足りないと思う部分はどこでしょうか?
今の苦手なポイントをプロのスタンダードまで持っていくことです。あとはゴールを奪うための気迫、気持ちを他人に共有すること。どれだけ上の先輩でも共有できるのか。本当にゴールを取りたいならいうと思います。この一年を振り返ってみると少し足りなかったかなと思います。
ーー来シーズンに向けて注目ポイントを教えてください。
自分がプロの世界で生き残るためにはゴール数です。なので「中井にボールを渡したらなんかゴール決めちゃうんだよね」、「結局は中井がゴールを決めるんだよね」と言われるように気迫を出したり、ゴール前での技術の向上、シュート精度に注目してほしいです。
ーー応援してくれているファンに向けてメッセージをお願いします。
メディアで自分のことを見てくれた人たちが「なかんだ、なかんだ」と呼んでくれることはとても嬉しいです。
ただ、自分がピッチで結果を残すことでさらに憧れの選手になると思います。
そのためにゴールという結果を残していくので見捨てないで応援し続けていただきたいです。
大学サッカーを目指して頑張っている高校生へ
ーー大学サッカー、高校サッカーでの活動が活きていると思う瞬間はどのようなところでしょうか?
高卒でプロになった選手と比べると、チームの雰囲気作りや試合に出ていない時のメンタルの持ち方などは大学サッカーで学んだものが大きいです。高校サッカーでキャプテンやっていたからこそチームでリーダーシップを発揮できるようになったと思います。
ーープロサッカー選手になり感じる大卒選手と高卒選手の違いがあれば教えてください。
「自分には〇〇が足りないからこれを練習しよう」、「今求められていることはこれだからこれをしよう」、といった察知能力や状況把握能力のような力は大卒選手の方が高い気がしています。自分の武器を知っているかどうかも違うと思います。自分の力、武器を知っているからこそピッチで表現しやすくなる。ピッチ内とピッチ外は繋がっているので大卒選手は表現しやすいのかなと思います。
ーープロサッカー選手になるためそして、活躍するために必要なことを教えてください。
自分を変える勇気が必要です。他人の目を気にせずリミッターを外せるかどうか。自分の想像の範囲を超えていかないと道は開けない。そう感じました。高校、大学はそれができたからこそ次のステージに進むことができていたと感じます。想像できないことをやるくらいネジを外さないと辿り着きたいところには辿り着かないのかなと感じるので一生懸命頑張ってください!
次ページに続きます!!
1
2