今回は土浦第一高校から東北大学へ進学し、サッカー部で活動された中川 綾介選手に、大学サッカーについてお聞きしました。
プロフィール
お名前
中川綾介
出身高校
土浦第一高校
出身大学
東北大学
所属学部・学科
経済学部 経営学科
”東北大学” 選択のわけ
ーー東北大学への進学理由、進学方法を教えてください。
大学選びはサッカーを軸に考えていました。理由は2つあります。1つ目に、浪人をしておりブランクがあったため関東の強豪大学で試合に出場することが難しいかもしれないこと。2つ目に、東北大学サッカー部は近年東北大学サッカーリーグで良い結果を出し、環境もいいこと。以上の理由から東北大学への進学を決断しました。
ーー大学サッカー部の情報はどう入手していましたか?
高校の先輩から聞いていました。他大学の情報はほとんど知らなかったです。今であればSNSが発達してきているので以前よりは情報を得やすくなっているのかなと思います。
東北大学サッカーリーグ1部 “東北大学サッカー部” について
ーープレースタイルについて教えてください
自分たちでボールを保持し、主体的に攻めていくスタイルを目指しています。もともとはロングボールを蹴って拾うショートカウンターをしていました。でもそれだと限界があることに気づきました。ロングボールを蹴って前で拾うには自分たちがフィジカルで劣っている分、勝てないところがありました。なのでボールを保持し自分たちが主導権を握れるようなサッカーを展開しつつあります。
ーー1週間のスケジュールは大まかにどのような感じですか?
平日:16:30~18:30
火曜、木曜がカテゴリーによって練習とオフ
土曜日 試合
日曜日 回復練
ーー東北大学サッカー部の魅力とは?
戦術が他大学と違うのかなと思います。というのも分析班の存在が東北大学サッカー部の大きな特徴だからです。分析班を中心にキャプテンや副キャプテンと相談しながら相手チームの分析をし戦術や戦い方を決め試合に臨みます。
大学サッカーについて
ーー大学サッカーの魅力、大学サッカーに進んでよかったことについて教えてください。
継続する力や努力を惜しまないこと、明確な答えのない問いに対して考える力が養えたと思っています。自分はフィジカル班に所属していました。フィジカル班では選手それぞれにフィジカルメニューの提案をします。そのため個人にアプローチするためにはどうしていくべきか悩むこともたくさんでした。ですが、成果が出た時には、自分がやってきたことは正解だったなと思うことができました。
高校時代よりもサッカーの奥深さを知ることができました。なぜなら格上のチームと対戦するときに戦術や戦い方次第で勝利する経験を何度か得られたからです。サッカーはただ上手ければいい、強ければいいではなく、戦い方もすごい重要なんだと感じました。こういうところはサッカーの奥深さだなと知れました。だから大学でもサッカーを続けてよかったなと思います。
ーーサッカーにおける今後の目標について。
大学4年次にリーグ戦で得点王になりとても達成感を感じることができたので社会人リーグでももう一度得点王になりたいです。
ーーストロングポイントを教えてください。
自分のストロングポイントはフィジカルの強さ、左足のシュート精度、決定力です。東北大学サッカーリーグ1部で14試合で12得点でした。
最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて
ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
大学選びで大事なことは「目的」だと思います。「プロサッカー選手になりたい」という目的であればプロサッカー選手を輩出経験のある大学に行くべきです。一方で「試合に出ること」が目的であれば実際に試合を見てみて自分が出れそうかどうか検討してみるべきです。このように目的によって方法が変わってきます。そのため自分が大学サッカーを通じてどうなりたいのか、その目的に応じて大学選びをすると良いと思います。自分の場合は、「試合に出て活躍したい」想いがあったので、試合に出場するチャンスがあるかどうかが基準でした。また、学業をおろそかにしたくなかったので文武両道ができる大学、という基準でも選んでいました。
ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!
東北大学サッカー部SNS