大学サッカーの可能性【カタールW杯予選編】

大学サッカー部出身の日本代表選手(カタールW杯予選)一覧

2022年2月にJリーグが開幕し日本サッカー界も盛り上がってきました。そんな中2022年11月にはカタールW杯が開幕します。

カタールW杯へアジアから4.5枠の出場枠が与えられています。日本代表は2019年9月から始まったアジア二次予選を通過し、現在はアジア最終予選で2位につけています。
けれども開幕2連敗から始まりそれまでの道のりは簡単なものではありませんでした。2022年3月24日にはグループ3位につけているオーストラリアと直接対決があり、勝利するとW杯への切符を手にします。
ただ負けてしまうと3位に転落してしまう可能性も。
日本代表がカタールW杯に出場するためにも今後の試合から目が離せません。

さて、このページでは大学サッカー出身の選手が今回のカタールW杯二次予選、最終予選に何人選出され活躍しているのかを見ていきましょう。

大学サッカー部出身のカタールW杯二次予選、最終予選の日本代表

今回の日本代表選手総勢40名の内なんと、13名の選手が大学の体育会サッカー部出身です。
約33%が大学サッカー出身です。代表選手の約3選手に1名が大卒選手であることがわかります。

前回のロシアW杯では55名中11名だったので、約13%増えていることがわかります。

招集された人数が少ないにも関わらず、大学サッカー出身の選手が増えているということは大卒選手の価値が高まっていると言えそうです。

以下に二次予選、最終予選に招集経験のある大学サッカー部出身の選手情報を掲載します。

2019年9月

招集された23名中7名の選手が大学サッカー部出身の選手でした。

選手名 出身大学 所属チーム ポジション
長友佑都 明治大学 FC東京 DF
佐々木翔 神奈川大学 サンフレッチェ広島 DF
山根視来 桐蔭横浜大学 川崎フロンターレ DF
室屋成 明治大学 ハノーファー96 DF
伊東純也 神奈川大学 ゲンク MF
守田英正 流通経済大学 サンタクララ MF
古橋亨梧 中央大学 セルティック FW

 

2021年10月

招集された26名中3名の選手が大学サッカー部出身の選手でした。

選手名 出身大学 所属チーム ポジション
長友佑都 明治大学 FC東京 DF
伊東純也 神奈川大学 ゲンク MF
古橋亨梧 中央大学 セルティック FW

 

2021年11月

招集された28名中10名の選手が大学サッカー部出身の選手でした。

選手名 出身大学 所属チーム ポジション
長友佑都 明治大学 FC東京 DF
谷口彰悟 筑波大学 川崎フロンターレ DF
山根視来 桐蔭横浜大学 川崎フロンターレ DF
室屋成 明治大学 ハノーファー96 DF
旗手怜央 順天堂大学 セルティック DF
伊東純也 神奈川大学 ゲンク MF
守田英正 流通経済大学 サンタクララ MF
三苫薫 筑波大学 ユニオン・サン=ジロワーズ MF
古橋亨梧 中央大学 セルティック FW
上田綾世 法政大学 鹿島アントラーズ FW

 

2022年1月

招集された23名中6名の選手が大学サッカー部出身の選手でした。

選手名 出身大学 所属チーム ポジション
シュミットダニエル 中央大学 シント=トロイデン GK
長友佑都 明治大学 FC東京 DF
谷口彰悟 筑波大学 川崎フロンターレ DF
山根視来 桐蔭横浜大学 川崎フロンターレ DF
伊東純也 神奈川大学 ゲンク MF
守田英正 流通経済大学 サンタクララ MF

 

2022年3月

招集された27名中11名の選手が大学サッカー部出身の選手です。

選手名 出身大学 所属チーム ポジション
シュミットダニエル 中央大学 シント=トロイデン GK
長友佑都 明治大学 FC東京 DF
谷口彰悟 筑波大学 川崎フロンターレ DF
山根視来 桐蔭横浜大学 川崎フロンターレ DF
佐々木翔 神奈川大学 サンフレッチェ広島 DF
旗手怜央 順天堂大学 セルティック DF
伊東純也 神奈川大学 ゲンク MF
守田英正 流通経済大学 サンタクララ MF
三苫薫 筑波大学 ユニオン・サン=ジロワーズ MF
上田綾世 法政大学 鹿島アントラーズ FW
林大地 大阪体育大学 シント=トロイデン FW

 

大学サッカー部で培った経験を活かし、今後も世界の舞台での活躍を期待しています。

その他の
カタールW杯アジア二次予選、最終予選日本代表メンバーはこちら

Jリーグで活躍している大学サッカー部出身選手

J1リーグ

J1の現役サッカー選手は606名です。
そのうち大学サッカー部出身の選手は192名です。

そのため約33%の現役選手が大学サッカー部出身の選手であることになります。

5年前は約30%なので人数が増えていることがわかります。
高校を出てすぐにプロ!というのが当たり前の時代から徐々に変わってきているのかもしれません。
中でも特に大学サッカー部出身の割合が高いチームも存在します。

1、川崎フロンターレ 約42%
2、サガン鳥栖 約42%
3、浦和レッズ 約42%
4、サンフレッチェ広島 約41%

反対に横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸、清水エスパルスでは約20%と低くなっています。

もし将来プロ選手になりたいと思っていて、横浜Fマリノスやヴィッセル神戸でやりたいのであれば大学を経由せずにすぐにプロとしてやったほうがいいかもしれません。反対に川崎フロンターレ、サガン鳥栖、浦和レッズやサンフレッチェ広島を目指すのであれば、大学サッカーを経由するのもいいかもしれません。

ただ一つの流れとして大学サッカー部出身のJリーガー(J1)が増えている事実があります。

 

J2リーグ

J2リーグでは現役選手719名に対して、大学サッカー部出身の選手は335名でした。
そのため約47%の選手が大学サッカー部出身の選手であるということになります。
J1が33%なのでそれよりも14%も高くなっていますね。

特に大学サッカー部出身の多いチームを紹介します。

1、ブラウブリッツ秋田 78
2、大分トリニータ 61%

反対にジェフ千葉では24%となっています。

J1よりもJ2の方が大学サッカー部出身選手が多いのは興味深いですね。

 

J3リーグ

J3リーグでは現役選手539名に対して、大学サッカー部出身の選手は334名でした。
そのため約62%の選手が大学サッカー部出身の選手であるということになります。
J1が33%、J2が47%なのでそれよりもかなり高くなっていますね。

特に大学サッカー部出身の多いチームを紹介します。

1、ヴァンラーレ八戸 97
2、テゲバジャーロ宮崎 83%
3、いわきFC 82%

一方で松本山雅FCでは36%となっています。J3リーグの中ではダントツで低い数字となっています。

 

大学サッカー部出身のカタールW杯アジア予選日本代表まとめ

大学サッカー出身のJリーガーはJ1で33%、J2で47%です。
今回のカタールW杯予選に関しては33%と、J1リーグでの数値と同程度です。

初めの方でも述べましたが、前回のロシアW杯予選の時より大卒選手の割合は高くなっており傾向からすると今後も大学サッカー部卒業の選手は増えていくかと思います。

ただ、大学サッカー部出身だから絶対活躍できるとか、大学に行かずにプロになったから活躍できる!ではなく、その人の取り組み次第な部分は大きいと思います。

ぜひ今後も情報収集をしながら素晴らしいサッカー人生を歩んでください。

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