大学サッカー選手の声【関東大学サッカーリーグ編】VOL.33  法政大学 前谷崇博 選手

今回はガンバ大阪から法政大学へ進学し、大学サッカー部で活躍された前谷 崇博選手に、大学サッカーについてお聞きしました。

プロフィール

お名前
前谷崇博

出身クラブ
ガンバ大阪ユース

出身大学
法政大学 

出身学部
スポーツ健康学部

”法政大学” 選択のわけ

ーー法政大学への進学理由、進学方法を教えてください。

まずはレベルの高い環境にチャレンジしたかった。ガンバ大阪ユースという箔のある場所で3年間やっていたので、居心地のいい大阪に残ることもできました。だけど、それは自分の生き方として嫌だったので関東のレベルの高い環境で勝負しようと思いました。高校に進学するときも中学まで過ごした新潟から挑戦したいと思って大阪に出ていきました。法政大学に決めた理由としては少数精鋭のチームだったことです。一般やセレクションでもあまり選手を取らないのでしっかり見てもらえる環境で、そして寮があり周りは山でサッカーに集中できる環境も整っているのかなと思いました。法政大学には入学前年に見学に行きました。というのも、さらにその前年に総理大臣杯で準優勝していて、ここから成長してくるんじゃないかと思ったので入学を決めました。関東大学サッカーリーグはレベルが高いと聞いていました。いくつか選択肢はありましたが、自分でチームを強くしていきたかった。だからすでに強いチームではなく、まだ表には出てきていないけど頑張れば成績が上がりそうなチームが良かった。

ーー大学サッカー部の情報はどう入手していましたか?

ネットやSNSで見ていました。また、総理大臣杯で大阪にきていたので2年間くらい自分で試合を見に行きもしました。

関東大学サッカーリーグ1部 “法政大学サッカー部” について

ーーこれまでの大学サッカーを振り返って

大学サッカーでは挫折ばかりで自分が描いていた通りにはいきませんでした。大阪から息を荒くして出てきたけど全然試合に出れなくて。熱いキャラで頑張っていたのに「そんなん良いから」みたいな雰囲気になることもあって。でも一番は試合に出れなかったことですね。じゃあ試合に出るためにはどうしよう。自分の足りないものが見えてきたのでそこにめちゃくちゃ取り組みました。スピードとフィジカルが全然足りなかったので筋トレとアジリティの練習をやりまくった。人一倍やった。すぐに結果は出なかったけど1、2年でやってた土台が3、4年になった時に役に立ちました。だから3、4年では+αの技術とかに目を向けられました。なので足りないところをまずは取り組むことが必要。結果はすぐに出ないから練習もやり続けてチャンスが来た時にそれを発揮できるようにする。すぐ結果が出ると思うと挫折する。自分のように不器用で結果がすぐにでない人もいると思う。それでも続けていればそういう経験は絶対いい経験になる。出れなかった人が出れるようになった時ってもうなんか気持ちが違う。ただうまくて出れている人とBチームから這い上がってきて出れている人では。だから目の前の課題に向き合う。そして逃げないこと。

大学サッカーについて

ーー大学サッカーの魅力、大学サッカーに進んでよかったことについて教えてください。

大学サッカーの魅力は、いろんな経験がたくさんできることですかね。プロだけじゃない世界なので、サッカーしていない人と接する機会や、就職する先輩をみたりして人生の選択肢が広がりました。大学サッカーで良かったこととしては、自分の生き方の土台ができた。そして本気で取り組んだ経験と挫折体験と成功体験を得られたこと。自分の大切にしたいもの、自分が嫌いだって思うもの、信じたいものが、大学サッカーに進んだから得られたなって思います。自分と向き合う時間がそのままプロに行くよりもありました。その中でも一番は「なんで俺はサッカーをやっているんだろう」ってことに向き合えたことですね。そして答えが出たことです。勝ち上がっていくとか楽しいとかっていうののためにサッカーをしているわけではない。サッカーやってて周りの人が楽しんでくれたり、親とかがすごいねって言って、笑顔になってくれたりするのがめちゃくちゃ嬉しかったんだなって、そのためにサッカーしてたんだって。“人を楽しませたい”、”笑顔にしたい”っていう想いをもっと具現化できる職業とかがあるなって大学生の時に思いました。きっかけは就職するかプロサッカー選手になるか決めるときでした。プロサッカー選手になれるけど本当に俺はプロになりたいのかなって思って、なんで続けてんのかなって考えた。この先も自分のエゴだけでサッカーをしていくっていうのは自分のなりたい姿ではなかった。自分のなりたい姿になるためには「俺はここで一回サッカーをやめよう」と思った。なりたい姿に向かいたかったんだと思います。

ーー大学サッカーから現在に活きていることとは。

卒業後には証券会社に就職しました。でも自分で焼肉屋をしたいなと思って今は焼肉屋で修行しています。大学時代に「自分はなんでサッカーをやっているのか」に対して向き合って、「人を笑顔にしたり幸せにしたい」っていうのがわかった。それは焼肉を食べているみんなの顔が好きだった。焼き肉を食べているときは笑顔になる。俺はこういうことがしたいって思ったことを今できている。だから「なぜ」に向き合えたことはほんとうに良かった。仕事は変わってもサッカーやっている時と根本は変わっていない。同じ気持ちでやっている。自分の土台が定まって自分のなりたい姿で仕事を自分で選べていること。変わらないものを見つけられたことが今も活きています。

最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて

ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。

進路を決める際には自分で決めることが大切。親から言われたから、ただスカウトが来たから、とかではなく自分で調べて自分で納得して自分でここにいくって決めたほうが絶対にいいです。それで失敗しても後悔しないし、逆に自分で決めないと誰かのせいにすることがある。大学選びに完璧な道はないと思います。そのときにやりたいことでも大学に行くと変わったりするのでその時の自分に正直に自分で選んだ方がいい。自分も教職を取ろうと思って大学に行きましたけど取得してないです。やりたいことは経験することが増えると変わってくるもん。だからこそ自分の気持ちに正直でいることは大切。自分は直感を大切にしています。自分でここかなっていうのはある。他のところに目移りしても結局最初に思ったところになるので。直感には多少のリスクも伴うけど躊躇わずにそっちを選んだほうが良いと思います。そうはいっても自分にあっているかはしっかり確かめた方が良いです。大学サッカーに関して自分の場合は人数が多いところは合わないと思っていました。高校時代に部活を経験していないから。だからきちんとみてもらえる環境じゃないと埋もれるかなって思いました。でも寮生活の環境は気にしなかったから法政大学に行った。最後は自分で決める。セレクションとかでも本気で取り組む。その一瞬に本気で取り組む。その時に力を出せなかったとしても本気で取り組んでいれば悔しい経験は良い経験になります。でも本気でやってないと「別に良いや」で終わっちゃう。一瞬なので自分の出したいこと、やりたいことは恥ずかしくても出してください。初めてみる人ばっかりだから緊張するのはわかる。自分も練習参加した時は先輩だけだった。声出すのが特徴だったけど恥ずかしがってたら声出せないと思ったし、ここで全部出せないと後悔するなと思ったからめっちゃ声を出した。自分の出したい特徴があるなら誰も気にせずに出した方がいい。気を使うな。自分の出したいことをしっかりみてもらうことが大事だと思います。

ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!

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