今回は寒河江高校から福島大学へ進学し、
大学サッカー部で活動されている高梨 真史選手に、
大学サッカーについてお聞きしました。
プロフィール
お名前
高梨 真史
出身高校
寒河江高校
所属大学
福島大学
所属学部・学科・学年
人間発達文化学類 スポーツ健康科学コース 4年
”福島大学” 選択のわけ
ーー福島大学への進学理由、進学方法を教えてください。
高校3年生の時に高校サッカー選手権に出場することを目標に部活動をしていました。
そのため部活動での活動は山形県予選の終わる11月ごろまでやっていました。
「二頭を追って二頭を得る」という自分のポリシーがあります。なので11月まで部活動をしていたから高梨は勉学ができないと思われたくありませんでした。
そのため国公立大学への現役進学も目標の一つでした。
何を学びたいかを考えた時に、スポーツのことを学びたい、スポーツ科学の分野から自分の競技力向上に役立てたいと思いました。
調べてみたら福島大学にスポーツ健康科学コースがあったので進学を決意しました。
また、福島大学は東北大学サッカーリーグ1部に所属し関東大学サッカーリーグと比べたらレベルは落ちてしまうけれども試合へ出場できる可能性が高く、競技力向上や自分のプレーを知ってもらうことができると思ったからです。
一般入試の前期日程で合格しました。
ーー大学サッカー部の情報はどう入手していましたか?
youtubeで試合映像などをみたり、SNSで試合の結果などを追っていました。
東北大学サッカーリーグ1部 “福島大学サッカー部” について
ーープレースタイルについて教えてください。
プレースタイルとしては、堅守速攻かなと思います。
ボールを奪ってから素早く攻め、堅い守備で失点を少なくする。これらがチームとしての戦い方のベースになっています。
フォーメーションとしては4-4-2をベースとしています。
ただ相手によって戦い方を3-5-2、3-4-3というように変えることもあります。
ーー1週間のスケジュールは大まかにどのような感じですか?
月・木:OFF
火・金:17:00~21:00、水:14:00~16:30
土日:試合など
ーー福島大学サッカー部の魅力とは?
福島大学サッカー部は思考をするサッカーを繰り広げています。強豪私立大学と比較すると個々の力では劣ってしまいます。
そのため対戦相手の映像分析や試合を通して戦い方を把握し弱点をついていくことでカバーしています。
監督がおらず、学生主体でやっています。
主将、学生監督、4年生が中心となり練習メニューを考えます。練習試合の相手を探したり、資金運営、スポンサー獲得なども学生だけでやらないといけないです。
高校までとは異なり、周りの人が何かをしてくれるわけではないので自分たちでサッカーを、試合をするために運営していくことの大変さが身に染みてわかります。
学生主体なので自分たちで良くも悪くもできてしまいます。こういったことが学生主体であることの醍醐味かなと思います。
大学サッカーについて
ーー大学サッカーの魅力、大学サッカーに進んでよかったことについて教えてください。
どこの大学、選手も高校の時よりも自由度の高い生活の中で練習をしています。
大学では自由な時間が増える分、サッカーに使える時間も増える一方で、遊びに使える時間も増えます。
その中で他人との差異をつけるために自分を律し創意工夫をしながら競技力向上をしていかなければいけません。
例えばオフの日にフィジカルトレーニングをしたり、自主練をしたりなど。高校の時よりも考えてサッカーをしなければいけないです。
フィジカルレベルを埋めるために戦術でうまくプレーをしたり、自分がどうやって点を取るのか、相手をどうやって封じ込めるのかなど。
監督がいない分より考えなければいけなくなりました。
ーー大学サッカーにおける今後の目標について。
東北大学サッカーリーグ1部で得点王になります。
目標は毎試合得点を意識し、15得点以上は取りたいです。
ーーストロングポイントを教えてください。
圧倒的な身体能力の高さです。
スピードもあればジャンプ力もあり、これらに加え体の強さも備えていると思っています。
でも泥臭さを忘れずにひたむきにゴールに迫っていくことができます。
スピードでいうと、50mは5秒8、100mは11秒2、垂直跳びは78cmです。
垂直跳びは高校3年次に出した記録で全国の高校生サッカー選手の中で1番になりました。
こういったところを試合で注目していただきたいなと思います。
最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて
ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
高校生までは指導者や監督から言われたことを実直にこなしていく子が多いと思います。
それをやっていれば試合に出れたり、成果がついてきたりしていました。
でも大学サッカーになると周りの選手はいろいろなことを考えながらプレーをしています。
なので指導者の言う通りにしているだけでは通用しない部分も出てくるのが大学サッカーです。
高校生のうちから自分で創意工夫、自己分析をして解決策を見つけていくことが大切であり、そういうことができる人が大学サッカーで活躍できている印象があります。
大学サッカーでも活躍できるように今からコツコツ頑張ってください!
ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!