大学サッカー選手の声【東海学生サッカーリーグ編】VOL.41  常葉大学 速水修平 選手

今回はジュビロ磐田U-18から常葉大学へ進学し、
サッカー部で活動されている速水 修平選手に、
大学サッカーについてお聞きしました。

プロフィール
お名前
速水 修平

出身クラブ
ジュビロ磐田U-18

所属大学
常葉大学 

所属学部・学科・学年
健康プロデュース学部 心身マネジメント学科 4年

堅守の”常葉大学” 選択のわけ

ーー常葉大学への進学理由、進学方法を教えてください。

最初は僕自身大学サッカーのレベルが高いであろう関東の大学に行きたいと思っていました。
ですが、高校3年時に当時の常葉大学サッカー部監督の澤登さんからお声をかけていただきました。
そしてユースの方と進路について話しているときに、
「自分が進みたい大学より自分のことを欲しがっている、必要としてくれている大学の方が試合に出れる確率は高いよね」と教えていただきました。
常葉大学のサッカーに魅力を感じ、レベルも十分高いと思ったので常葉大学に進学することを決めました。

進路は高校3年の4月に決まりました。

ーー大学サッカー部の情報はどう入手していましたか?

高校時代は大学サッカーのことは何にもわかりませんでした。
ユース時代の先輩が関東の大学に進学していたので情報を得たり練習参加をさせてもらったりしたことはあります。
今では高校生時代にこういうサイト(アスリートバンク)があって気軽に見れたらよかったなと思いました。

東海学生サッカーリーグ1部
“常葉大学サッカー部” について

ーープレースタイルについて教えてください

2022年シーズンから監督、コーチが変わりました。
フォーメーションもこれまでは4-4-2が中心でしたが4-2-3-1になりつつあります。
去年までははっきりとしていない部分もありました。
例えば前線からプレスに行きたいけどいけない、
ボールを保持したいけど保持できないなど、曖昧なサッカーをしていました。
その結果、夏・冬共に全国大会に行くことができませんでした。
2022年からはこれまでの反省を踏まえ”前線からの連動した意図のある守備”をテーマにしてやっています。
もともと常葉大学は守備に重きをおいているチームです。
攻撃面では後ろから繋いぎバックパスなどはあまりせず前に早い攻撃、取られた後の素早い切り替え、そこからのショートカウンターなどはすごく意識しています。
その甲斐あって暫定で東海学生サッカーリーグで首位に立つことができています。
今年の常葉大学は特に、みてて面白いチームです。

ーー常葉大学サッカー部の魅力とは

「堅守の常葉」と言われているように失点数の少なさが魅力かなと思います。
実際に僕が1、2年生の時にはリーグ最少失点でした。
リーグで7. 8年連続で最少失点だったこともあるみたいです。現在も他チームは失点数が二桁やそれに近いところが多い中で常葉大学は5失点という少なさを維持しています。

チームとしては”強く応援されるチーム、強く愛される選手”というスローガンを掲げています。

一般企業に就職した、プロサッカー選手になったOBの方々が僕達に実際に社会人になっての感想とか学生時代にやっておいた方がいいことをお話ししてくれる機会があります。そういう意味では年代を超えての関わりがすごい多いです。

大学サッカーについて

ーー大学サッカーの魅力、大学サッカーに進んでよかったと感じていることについて教えてください。

高校からプロに上がれなかった選手たちの悔しさやギラギラしたものが集まっているなと感じます。
その中でもプロを目指す人もいれば目指さない人もいて、どう自分をぶらさずに、どう自分の思っているものを見続けるかっていう修行のようなものだと思っています。

時間がたくさんあり、車を持つことができたり、法律も解禁されたりとすごく誘惑の多い中で、生活をしていくので自分を試される場です。
でもその中でサッカーを続けることで人間性の形成、向上が期待できます。
僕は大学まで人前で話すことが得意なタイプではありませんでした。インタビューとかも何を話していいかわからなかったです。
ですが、ここまで大人とも対等に話せるようになったのは大学にきたからこその成長だなと思っています。
人間性が向上し私生活も充実することでサッカーもよりよくなっていくと思います。
なぜなら人間性の上にサッカーがあるので。
そういう部分では大学にきて本当によかったなと思います。今ではユースから直接プロにならなくてよかったなと思うほどです。
もしあのままプロに上がれていたとしたら絶対に通用しなかったと思ます。
それでサッカー引退したらお先真っ暗でした。
逆にトップチームに上げてくれなくてよかったなと思います。

ーーこれまでの3年間の大学サッカーを振り返って。

神様はほんとにいるんだなと実感しました。
大学1年生の開幕戦からスタメンで起用されていました。
最終的に1年目のシーズンは全試合スタメンでフル出場し得点も9得点上げることができ、ベストイレブンに選出していただきました。
そして新人賞も取ることができ華やかしい成績だったと思います。
ですが、2年目のシーズンが始まって直後に骨折をしてしまい約3ヶ月サッカーができませんでした。
その後復帰して試合に出ることはできましたが、3年目にも骨折をしました。

うまくいってる時に怪我をする。
1年の終わりにJリーグのスカウトの方がこられていたので気合を入れようと思っているところで骨折。
2年目が終わり全国大会にも出場し手応えがある中でまたも骨折。
その時に「神様って本当にいるんだ」と思いました。
意地悪だなーって。
その怪我から学んだことも多くありました。
次に怪我をしないために食生活を見直したり、外からサッカーをみていろんなことを話したりしたのですごくいい経験だったと思います。
骨折していた時練習に参加していませんでした。
でもその時に現主将の小松慧から電話で「お前は主軸なんだから練習来なくてどうすんだ」、「お前一人のチームじゃないからな」と喝を入れらることもありました。
そこではっとして練習にいくようになりました。
怪我のおかげでいろんな成長ができたと思います。
よく神様は超えられる壁しか与えないと言いますが本当にその通りだなと思いました。

ーーサッカーにおける今後の目標について。

関東の大学が注目される中、地方からでも”これだけやれるんだ”っていうのを証明したいと思います。
常葉大学サッカー部が関東の大学を倒せるように。
デンソーカップで3位という結果を残せたので東海リーグの強さを示せたと思います。
だからもっともっとやれるんだぞというのを見せていきたいです。
チームの目標として全国大会ベスト8以上を掲げています。
これまでまだ成し遂げていないので今年こそは成し遂げたいです。
また、僕が入学してから総理大臣杯に出れていないので夏・冬の全国大会に出たいと思います。

個人としては、次のステージに行くことを大前提として、その中で人に影響を与えられるような人になりたいと思っています。
今までは「サッカー選手になりたい」が夢でした。
今ではそれを超えて一人の「速水修平」という人間がいろんな人に影響を与える、そんな人間になりたいです。
そして応援される選手になります。
そこは常に目標として置いています。

ーーストロングポイントを教えてください。

プレーでのストロングポイントはヘディングの強さと高さです。これは自信を持って言えます。
正直日本の大学生プレイヤーの中では一番だという自負があるほどです。
現在鹿島アントラーズに所属している関川郁万選手と高校時代戦ったことがありますけど「勝てねえ」って一言言われました。
DENSOカップで他地域の選手とも戦いましたけどヘディングで負けたシーンはほとんどないと思います。
そこは自信ありつつももっともっと磨いていかないといけない部分かなと。
みにきてくれるお客さんもわかりやすいポイントかなと思います。
ぜひそこに注目していただければと思います。

最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて

ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。

大学は新しい目線でサッカーをみることができます。
僕も高校時代はずっと練習についていくのに必死でただサッカーが好きで練習に行っていました。
だけどグラウンドだけがサッカーではないことに大学に進んで気づきました。
Jリーグの試合を見る、フォーメーションをみてどこのスペースが開くのか、といったいわゆるサッカーIQというものを少しでもかじっておくだけで大学サッカーでいいスタートが切れると思います。
考えられる選手が大学で活躍しその後プロにまでなっています。
そのためにも高校生からサッカーの試合をみたり考えながらサッカーをすることが大事かなと思います。
もちろんフィジカル面でもスピードだったりパワーも違うので体作りも必要ですけどそれと並行してサッカーIQを高めておくことで大学入ってから即戦力として使ってもらえるんじゃないかなって思います。

あとは、大学サッカーは関東が全てではないです!!
僕も東海から「みてろよ関東!」くらいの気持ちでやってきて全日本選抜にも入れましたし。大学は自分次第です。

ーー高校1.2年生のサッカーで悩んでいる方へ

僕自身も高校生の時にすごく苦しい思いをしていました。
僕はジュビロ磐田のジュニアユースからユースに上がったわけではありませんでした。
なので当時は一番下手くそで一年生の時は一度もメンバー入りできず、監督にも名前を覚えられないくらいの選手でした。
毎晩、宿舎の屋上で悩んで、病みそうなくらいでした。
ほんとに、いつサッカーをやめようかなと考えていた時期でもあります。
高2になり途中から試合に出れるようになりました。
今の自分を知っている人は「トントン拍子に来て、うまくいっているじゃないか」と思われるかもしれないですけど、実際はそうではなくて、本当に下手くそでした。
ユースの同期の人とかに聞けばわかります。
当時の自分に今の状況をいっても信じないと思うくらい。
練習を嫌がりながら自転車漕いでいっていたり、夜な夜な泣いていた時期もありました。
こういう同じ思いをもった高校生は多いと思います。
1年生で試合に出れないからといって諦めないで自分の目標を持ち続けることが大事なんだと僕自身実感しました。
なのでうまくいっていないから、試合に出れないからといって夢を諦めずに、自分の目標を持ち続けて頑張ってください!!

ーーそれでも辞めなかった理由は?

周りの支えが大きかったです。
あとは母からの手紙のおかげです。
悩んでいるときはその手紙を読んで一人で泣きました。
高校生の時に20回くらい読みました。
あの手紙がなかったら本当にきつかったと思います。
同期に飛び抜けた存在の選手がいなくてみんなで屋上で星をみながら「頑張ろうぜ」って支えあっていました。
「もうちょい頑張れば絶対芽出るよねっ。」
それが僕の中ですごい心強かったです。
間違いなくあのメンバーじゃなかったら辞めていたと思います。

ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!

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