大学サッカー選手の声【関東大学サッカーリーグ編】  早稲田大学 奥田陽琉 選手

今回は柏レイソルU-18から早稲田大学へ進学し、サッカー部で活動されている奥田 陽琉選手に、大学サッカーについてお聞きしました。

プロフィール
お名前
奥田陽琉

出身クラブ
柏レイソルU-18

所属大学
早稲田大学

所属学部・学年
スポーツ科学部 3年

”早稲田大学” 選択のわけ

ーー早稲田大学への進学理由、進学方法を教えてください。

自分はユース時代からプロ志望で、大学進学をあまり考えていませんでした。でも、柏レイソルで8年間過ごして自分の良さを理解してもらっているのに、トップ昇格できないという現実を突きつけられた時に他のJチームの練習参加に行っても、通用しないのではないかと不安になりました。そこで大学サッカーを考えるようになり、早稲田大学さんから声をかけてもらいました。自分を必要としてくれているチームで戦いたいと思い、1番最初に声をかけていただいた早稲田大学に進学しようと決めました。

進学方法は、スポーツ推薦で6月ごろには進学が決まっていました。

ーー大学の情報や部活動の情報をどう入手していましたか?

大学に進学するにあたり、大学サッカー応援番組をYouTubeで見たり、ユース時代の先輩に話しを聞いたりする中で、大学サッカーはどういったものなのかを知っていきました。

関東大学サッカー1部リーグ
“早稲田大学ア式蹴球部” について

ーー早稲田ア式蹴球部の魅力について教えてください。

部活には上下関係があると思っていましたが、ピッチ内ではお互いの意見を上下関係なく言い合います。厳しい上下関係もなくサッカーを真剣に取り組める環境です。また、地域の社会貢献としてコロナ前には東日本大震災の被災地に行きサッカー教室の開催や地域の保育園でサッカー教室などと多くの活動を行っています。このような活動は選手が主体となって行っています。選手それぞれに役職があり、地域貢献やボランティアは広報担当が呼びかけて、開催されます。

ーー奥田選手はどんな役職についていますか??

自分は1年生の頃から、学年リーダーを務めています。4年になったらキャプテンをやりたいと思い、立候補しました。

大学サッカーについて

ーーこれまでの大学サッカーを振り返って

1年目は、怪我を通じて成長できた年かなと思います。開幕戦に出場するまでは良かったですが、直後に怪我をしてしまいました。プレイヤーとしては怪我をしたらマイナスですが、復帰後のインカレで3試合連続ゴールを決めることができました。結構苦しいこともありましたがそれを乗り越えて結果という目に見える形でチームを勝たせることができ、いい1年ではあったと思います。2年目は、何もうまくいかなかったシーズンです。スタメンには、ゴリくん(加藤拓己選手)がいたので、自分は控えに回っていました。アミノバイタルカップ前にゴリくんが怪我をしてしまい自分にチャンスが回ってきました。1戦目は勝利できましたが、2戦目で負けてしまったり、後期リーグでは調子が上がらず、試合に出たり出れなかったりが続きました。うまくいかず、去年の4年生には、迷惑をかけてしまったと思います。今年もチームとしては、下から2番目にいますし、自分としても開幕2試合に関われていません。徐々に出場機会は増えてきましたが、後期から個人としてもやらなきゃいけないと感じています。

ーー腐らずに挑戦できる理由は??

絶対にプロになるという気持ちを持っていることが一番の理由です。また、2021年の1年間の経験として、調子が良くても出れない時期もあり、苦しさや悔しさを感じることができたのも大きいかなと思います。それを経験しているので例えベンチであっても、「少ないチャンスで結果を残してやりたい」、「プロになってやろう」という気持ちがあり、挑戦できています。

ーーサッカーにおける今後の目標について。

チームとしては、タイトルを獲りたいです。自分が入学してからというもの一度もタイトルを獲ったことがないので。リーグ戦は2位、アミノバイタルも2位、インカレは3位と惜しいところまではいきますが、今いる1〜4年生はタイトルを見れてないのでチームとして、タイトルを獲りたいです。

個人としては、「リーグ戦で得点王になってプロになりたい」という想いがあります。早稲田大学に進学したのもプロになる目標を達成するためです。2年半が経過した今、おもうような活躍ができていませんがそこに対しての不安は練習量でカバーしています。残り1年半でFWとして自分が結果を残さなくてはチームは勝てないので、そこは意識してやっていきます。

ーー奥田選手のストロングポイントについて教えてください。

クロスからのゴールとポストプレーと献身性です!高校時代プレミアリーグで得点王になりましたが、ほとんどがクロスからのゴールなので、クロスに合わせる感覚は優れていると思います。また、ポストプレーはFWとして必要な要素ですし、小学5年生からずっとこだわってきました。そして、今の時代は、全員でハードワークするのが当たり前ですしサッカーの主流で、自分はもともとチームのために走る、献身的な守備をする、ことは得意だったのでそこはストロングポイントだと思っています!

ーー奥田選手にとって大学サッカーとは

自分次第でどうにでも変わることのできる場所だと思います。自分で授業を選ぶので移動時間も減らすことができますし、サッカーが終わればそれ以外は自由なので自分の時間が多いです。その空き時間で筋トレや自主トレを行い自分の足りない部分を補える最後の貴重な4年間だと思います。高校時代プロになれず「遠回りを選択した」と思いましたが、この3年間で自分と向き合える場所になりました。これでプロになれなかったら、しょうがないと思えるくらい、自分に時間を費やせる期間だと思うので、自分と戦って、自分を変えてみてください。自分は大学を選択して、本当によかったです!

最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて

ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けてアドバイスやメッセージをお願いします。

大学サッカーは本当に自分次第だと思います。例え第一志望の大学に行けずに第二志望の大学に進学したとしても自分次第でどうとでも変えられると思います。なので第一志望の大学に進めなくても落ち込みすぎないでほしいです。もちろん少しでもレベルの高い組織に所属していた方がいいとは思います。「試合に出ること」を目標にしているのか、「プロサッカー選手になること」を目標にしているのか、自分の目標次第で行きたい大学や行くべき大学は全く異なると思うので自分にあっている大学を選ぶこともいいですし、厳しい環境に身を置きたいと思って大学を選ぶこともいいと思います。どこに進んだとしても自分次第な部分は変わらないので、どの大学に進んだとしても自分はなんのために4年間大学に、部活動に、身を置くのか目的を持って過ごしてほしいです。その軸を持って行動できればいい結果に向かっていくと思います!!

ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!

奥田選手SNS

早稲田大学サッカー部SNS

 

おすすめ記事

  1. 【2022年度】大学サッカー Jリーグ内定者 東海

  2. 大学サッカーリーグ紹介【東京都大学サッカーリーグ編】

  3. 全日本大学サッカー選手権大会(通称:インカレ)

  4. 大学サッカー 九州大学サッカーリーグに所属する大学の就職状況

  5. 大学サッカー選手の声【関西学生サッカーリーグ編】  立命館大学 永田健人 選手

  6. 大学サッカー選手の声【関東大学サッカーリーグ編】  法政大学 前谷崇博 選手

人気記事ランキング

  1. 1位

    関東大学サッカーリーグ