大学サッカー選手の声【九州大学サッカーリーグ編】 福岡大学 不破将生 選手

今回は立正大淞南高校サッカー部出身、福岡大学サッカー部でプレーされ、現在はアルビレックス新潟シンガポールで活躍している不破 将生 選手に、大学サッカーについてお聞きしました。

プロフィール

お名前
不破 将生

出身高校
立正大淞南高校サッカー部

出身大学
福岡大学

”福岡大学” 選択のわけ

ーー福岡大学サッカー部への進学理由、進学方法を教えてください。

自分の進学や進路には人との繋がりやご縁が大きく関与しています。高校も大学も現在のアルビレックス新潟シンガポールも含めてです。高校時代に選手権に出場した経験もありますが、それ以上に福岡大学へは立正大淞南高校との繋がりがあり、自分を評価していただき声をかけていただくことができました。その繋がりにご縁を感じ進学することを決めました。

進学方法としてはスポーツ推薦でした。

九州大学サッカーリーグ1部 ”福岡大学サッカー部” について

ーー福岡大学サッカー部の魅力について教えてください。

守備が魅力的なチームだと自分は認識しています。徹底的に指導をしてくれます。大学時代から守備の基礎を叩き込まれていたおかげでシンガポールに来ても負けずに戦うことができています。大学時代の練習強度は高くスピード感もありいい環境で練習ができていたので守備や退陣は自分の強さになりました。

サッカー以外の部分では部署活動が盛んに行われており、仕事がたくさんあります。組織の中で活動している感覚を得られ意識することや学ぶことがあるので人間としても成長できる環境だと思います。8部署に分かれており、自分は成長戦略部にいました。各部署がスムーズに機能しているかどうかをマネジメントするような部署でした。

大学サッカーについて

ーー大学サッカーの魅力についてお聞かせください。

大学サッカーを通して学んだことが社会に出ても活きるということです。周りをみる力だったり、チームのために自分ができることは何か考えて行動することなどは福岡大学サッカー部という組織にいたからこそ身につけられたと思います。

ーー大学サッカーでの経験を振り返って

大学サッカーは高校までとは違い主体性が求められます。自分自身はスタメンで出れていた時期がありました。しかし2年生からは後輩にポジションをとられる形になってしまい、どうしたらまたスタメンに復帰できるのかすごくもがき苦しんでいました。結果としては4年生になっても試合に絡むことはできませんでしたが、振り返って思うのは、要らないプライドや自身の偏りのある考え方だけでサッカーをしていたということです。客観的な意見や外からの声に耳を傾けられるようになって少しずつ良い方向に向かっていったので早く気づくことができていたらよかったなと思います。

高校時代から守備が自分のウィークポイントだと感じていました。大学4年間で成長はしましたがまだまだ弱いと認識する部分がありました。しかし、シンガポールに来てみて対戦相手によって多少の差はありますが、どのチームが相手でも戦えることがわかり大学サッカーのレベルの高さを実感しています。

ーー不破選手のストロングポイントについて教えてください。

運動量や左足からのクロスの精度が武器です。

ーー今後の目標について教えてください。
シンガポールという地で活躍し、J1チームに入団し活躍することです。自分は小さい頃からJリーグの舞台でサッカーをすることを目標にサッカーをしてきました。一時は大学サッカーでサッカー人生が終わることになるかもしれないところをアルビレックス新潟シンガポールさんにチャンスをいただいたのであとは頑張るだけです!

シンガポールリーグプレミアリーグ”アルビレックス新潟シンガポール”について

ーーチームへの選択について教えてください。
大学時代にはスタメンではなくベンチの選手だったにも関わらず、アルビSの監督が福岡大学のOBだったこともありそのようなご縁と左サイドバックを求めていたということで現在のクラブへの加入が決まりました。卒業後にはJリーグの舞台で戦いたい想いはありましたが、4年間の結果を見てみると試合に多く絡めていたわけではないので難しい現状がありました。JFLのチームから練習参加のオファーをいただきましたが、結果として入団には至りませんでした。置かれている立場に苦しんでいる時にアルビレックス新潟シンガポールさんからお声をかけていただき、海外でプレーすることに躊躇はありましたが、最後のチャンスだと思い入団を決断しました。怖さよりはワクワク、やってやるぞ!という気持ちの方が強かったです。

ーーチームの魅力を教えてください。
アルビレックス新潟シンガポールは地域の方との繋がりや小さい子たちへのサッカー指導などを大切にしています。
サッカー指導をした小さい子たちが自分達の試合をみに来てくれることは本当に嬉しいです。
その子たちのために勝利を届けたいという想いや応援があるからこそのいい雰囲気で試合を戦うことができたりもするのでアルビレックス新潟シンガポールの取り組みは素晴らしいと感じています。

ーー海外挑戦の日々について教えてください。

プロサッカー選手として雇っていただいてサッカーを仕事にできていることに感謝する毎日です。この環境は当たり前ではないのでとても恵まれていると感じます。日本とは違う異国の地ですが、シンガポールでのサッカーライフはとても充実しています。

最後に、スポーツ推薦(セレクション)を目指す高校生アスリートに向けて

ーー大学で競技継続の意思のある高校生アスリートに向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。

高校までとは違い大学になると全て自分でやらなければいけません。監督に言われることもなくなるので主体性を持って考えて行動することが求められます。だからこそ個人の能力で周りとの差が出てきます。自分で優先順位を考えながら行動してみてください。Jリーグでも即戦力として使われる選手もいるくらい大学サッカーは本当にレベルが高いです。なので大学サッカーはチャレンジをすればステップアップしていける素晴らしい環境にあると思います。

ーーインタビューは以上です!ありがとうございました!

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