サッカーに携わる職業として、今回は『アスレティックトレーナー』のご紹介です。
アスレティックトレーナーは、トレーナーの中でも選手がケガをしてからプレーに復帰するまでをサポートする役割のトレーナーです。
サッカーの試合中に選手がケガをした際、ピッチにいち早く駆けつけている方を見たことはありませんか?
あの方々がアスレティックトレーナーです。
スポーツ現場で活躍するアスレティックトレーナーの仕事を詳しく見ていきます。
・アスレティックトレーナーとは
現在日本のアスレティックトレーナーには、日本スポーツ協会(JSPO)が認めるアスレティックトレーナー「JSPO-AT」があります。アスレティックトレーナーの資格は、日本スポーツ協会(JSPO)が認定する専門学校や大学で専用カリキュラムを受け、試験に合格することで取得できます。詳しくは【アスレティックトレーナーを取得できる学校一覧】をご覧ください。
・アスレティックトレーナーの仕事
アスレティックトレーナーの仕事は様々です。選手のケガ・再発予防、応急処置、ケガからの復帰に必要なリハビリなどです。主にスポーツ現場で働くことが多く、スポーツ現場と病院を繋ぐ架け橋となることが多いです。また、選手の健康管理、コンディショニング、時には選手のメンタルサポートも行います。このようにアスレティックトレーナーには選手を様々な面から支える役割があります。
◆ケガ・再発予防
選手はケガなくシーズンを通してプレーをすることが求められています。
そのためアスレティックトレーナーはトレーニングやテーピングなどでケガのリスクを下げます。
万が一、ケガが発生した場合には迅速に応急処置を行い、適切な対応をします。
◆リハビリ
ケガをした選手のリハビリや復帰までのメニューの作成を行います。
アスレティックトレーナーには選手が競技をできる状態まで回復させることが求められます。
◆応急処置
試合中や練習中に選手がケガをした場合、テーピングや止血などの応急処置を行います。
心肺停止した際には、人工呼吸や心臓マッサージなどの救命措置も行います。
そのため日頃から万が一の事態を想定した準備が必要です。
・サッカー現場でのアスレティックトレーナー
選手が練習や試合で最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートをします。試合当日にはベンチに入り、選手と共に試合を戦います。そのため必ずチームと動きを共にします。試合中には担架や救急バッグを持ち、倒れた選手のもとに駆けつけます。足首を捻ってしまったり、筋肉を痛めてしまった選手には応急処置を行い、プレー続行かどうかの判断を監督に伝えます。このように選手をサポートするのがサッカー現場でのアスレティックトレーナーです。
【アスレティックトレーナーを取得できる学校一覧】